「テニス・全豪オープン」（２６日、メルボルン）

　四大大会第１戦、全豪オープンの女子シングルス決勝で大坂なおみ（２１）＝日清食品＝がペトラ・クビトバ（２８）＝チェコ＝を７－６、５－７、６－４で下して初優勝し、昨年の全米オープン初制覇に続く四大大会２連勝の快挙を達成した。

　大坂フィーバーで関連商品も飛ぶように売れている。大坂が全豪で着用していたのと同じモデルのウエアは２６日までに入手困難となっている。発売元のアディダス・ジャパンでは同ウエアを１６日からオンラインショップで一般販売していたものの、既に完売状態だ。

　暑い全豪のコートで大坂が着用していたのは、涼やかで鮮やかなブルーのグラデーションが印象的なタンクトップとスカート。ともに機能性、デザイン性もよく、試合を見た人から「あのウエアは何？」と大反響だという。限定商品というプレミア感も手伝い、都内のテニス用品店「ウインザーラケットショップ渋谷店」では１８日から店頭販売を開始したが、全豪での快進撃によって３日もたたないうちにほぼ完売し、再入荷の予定もない。

　女子選手ではシャラポワ（ロシア）が脚光を浴びていた時期に、ナイキが発売した同モデルのワンピース型ウエアが売れたことはあるが、ここまでのフィーバーは初めてという。ウインザーラケットショップでは大坂の快挙を祝した特別セールを開催する可能性もあるといい、渋谷店副店長の本多裕之さんは「テニス界にとってすごいこと。これから（セールも）検討します」と大慌ての様子だった。