坂本花織が高校総体初優勝 全豪Vの大坂なおみから刺激「精いっぱい頑張ろうと」
「フィギュアスケート・全国高校総体」(27日、日本ガイシアリーナ)
女子は昨年の全日本選手権覇者、坂本花織(18)=兵庫・神戸野田=が、73・75点で首位に立った26日のショートプログラム(SP)に続いてフリーでも1位の139・62点をマークし、合計213・37点で初優勝した。横井ゆは菜(愛知・中京大中京)が合計190・82点で2位、3月の世界ジュニア選手権代表の白岩優奈(京都両洋)が3位だった。
これからの大舞台へ弾みがついた。坂本が高得点で大会を制し、2月の四大陸選手権(米アナハイム)、3月の世界選手権(さいたま)に向けた追い風を吹かせた。
「自信になりました」。世界選手権優勝が目標とする坂本には、心を刺激するアスリートがいる。全豪テニス女子シングルスで優勝した大坂なおみだ。マネジメント会社が同じで試合を観戦して写真を撮った縁もあり、26日の決勝もテレビ観戦した。「頑張った分だけ、結果が残るんだな…。精いっぱい頑張ろうと思った」。最初のターゲットである四大陸選手権連覇に向け、きっちり準備を進める。