小林陵侑3位で4戦ぶり表彰台「だいぶ切れが戻ってきた」
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子」(27日、大倉山ジャンプ競技場)
個人総合首位の小林陵侑(22)=土屋ホーム=が124・5メートル、129・5メートルの合計236・6点で3位となり、4戦ぶりの表彰台に立った。葛西紀明(46)=土屋ホーム=は7位で、今季初の1桁順位。シュテファン・クラフト(オーストリア)が135メートル、128・5メートルの248・2点で連勝を3に伸ばし、通算15勝目を挙げた。
小林陵は1回目に条件に恵まれず8位と出遅れたが、2回目に踏み切りのタイミングを微調整して130メートルに迫る。着地でテレマーク姿勢を入れて飛型点も伸ばし、3位まで巻き返した。約1カ月ぶりに札幌に戻って好物のラーメンなどを食べ「回復してきた。ジャンプもだいぶ切れが戻ってきた」と言う。残るW杯個人戦は12試合。リフレッシュした新エースは、日本男子初の個人総合優勝に向けて突き進む。