ジョコビッチ四大大会3連勝「本当に信じられない」ナダルを2時間4分ストレート倒
「テニス・全豪オープン」(27日、メルボルン)
男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-3、6-2、6-3で退けて3年ぶり7度目の優勝を果たし、昨年のウィンブルドン選手権、全米オープンに続く四大大会3連勝となった。同種目で7度制覇は単独最多、四大大会歴代単独3位の15勝目。ナダルは10年ぶり2度目の優勝を逃した。
ジョコビッチが「キャリア最大のライバル」と警戒したナダルを完膚なきまでにたたきのめした。ブレークを許さず、わずか2時間4分でストレート勝ち。四大大会3連勝を達成し「本当に信じられないほど素晴らしい。優勝杯は特別なもの」と達成感に浸った。右肘故障による長期離脱から復帰した昨年は4回戦で敗退し、右肘手術に踏み切った。競技生活最大ともいえる危機を乗り越えてきた世界1位は、四大大会で最も得意とする舞台で3年ぶりの頂点に立った。