五輪ボランティア愛称「キャスト」ディズニー、ヤマト運輸と被るも「商標はクリア」
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は28日、大会スタッフ・ボランティアのネーミングを発表し、ボランティア応募者の投票により大会スタッフは「フィールドキャスト」、都市ボランティアは「シティキャスト」に決定した。投票総数は3万7739票で、「フィールドキャスト」は1万6187票を獲得した。
「キャスト」は東京ディズニーリゾートのスタッフの愛称としても使われているが、組織委の担当者は「商標上はクリアしている」と、問題なしを強調。また、ヤマト運輸は荷物を届けるスタッフを「フィールドキャスト」と、今回の五輪大会スタッフと全く同じ愛称がついているが、これについても「事前にお話をさせてもらった上で、クリアしている」(組織委担当者)と、話した。
「キャスト」のコンセプトは「競技場などで選手と関わりながら活躍する人、そして、競技場と競技場を結ぶ街で観客のみなさんと関わりながら活躍する人がいます。ボランティアひとりひとりに、大会を盛り上げる重要な役割を担ってほしい。そんな願いをキャスト(配役)という言葉に込めました」と説明されている。
りなみに過去の大会スタッフの名称は、夏季五輪ではロンドン五輪では「ゲームズメーカー」、リオデジェネイロ五輪では「シティホスト」、冬季五輪では平昌五輪は「パッションクルー」だった。
候補案4案が公表された際に、インターネット上で「子供が考えた必殺技みたい」と話題を呼んだ「シャイニングブルー」は、1万328票で惜しくも2位だった。3位はゲームズアンカー(5688票)、4位はゲームズフォース(5536票)だった。