横審、稀勢の里引退で議論なし 委員長「非常に残念」

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は28日、東京都墨田区の両国国技館で定例会合を開き、横綱稀勢の里(現荒磯親方)の16日の引退に関し、昇進のあり方を含めた具体的な議論は行われなかった。

 横審は昨年11月の九州場所後に稀勢の里に初の「激励」を決議。稀勢の里は進退を懸けた初場所で初日から3連敗し、昭和以降10番目に短い在位12場所で引退した。

 北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は引退に「非常に残念。国籍うんぬんではなく、日本人横綱として頑張ってほしかったけど、やむを得ない。自分で判断して、あの段階で引退ということで良かったのだと思う」と話した。

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