卓球女子の石川佳純（２５）が２８日、都内で所属する全農への報告会を行った。張本智和（１５）＝エリートアカデミー＝と混合ダブルスのペア結成への可能性について聞かれると「私もチョレイ！って言います」と返し、会場の笑いを誘った。

　リップサービスとはいえ、夢のペア実現を前向きに捉えた。石川は「最近張本君のおかげで、チキータ（攻撃的なバックハンドレシーブ）が分かる人も増えてきた」と天才少年に一目置いている様子。同種目で石川は吉村真晴（名古屋ダイハツ）と組み１７年世界選手権を制覇したが、最近は精彩を欠き、全日本選手権でも３回戦敗退。連覇が懸かる世界選手権（４月、ブダペスト）の選出も不透明な状況で、代表内で組み替える可能性もある。

　東京五輪では、現在世界ランクで日本勢トップ同士の石川と張本が組む可能性も十分ある。試金石となる世界選手権に向けて、３月発表予定のダブルス代表に今から注目が集まる。