清宮パパ 早実進学の次男・福太郎を育てる「ちゃんとしたアスリートに」
ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機を8年間率いた清宮克幸監督(51)が29日、東京都新宿区の日本青年館ホテルで退任会見を行った。
会見では監督業一区切りを名言。今後について都内で本業として、治療院設立などの事業を行い、一方で社会貢献活動として静岡県袋井市のエコパスタジアムを拠点に展開する「アザレア・スポーツクラブ」の代表理事として、女性、子どもを対象にしたスポーツの普及と、女子七人制ラグビーチーム、ボルタリングチーム立ち上げなどに尽力することを表明した。その上で、笑顔で話したのは「野球を見る機会も増えるでしょう」。
リトル、シニア球界で活躍した次男の福太郎君は、今春から早実に進学する。「福太郎をちゃんとしたアスリートにする仕事もある。ラグビー選手を作るのも、野球選手を作るのも一緒ですからね」と冗談で笑いを誘った。
退任表明後の慰労会では会場に幸世夫人、長男・幸太郎、福太郎君からのビデオメッセージが流れたという。「かっこよかったよ、パパ」という言葉に「泣いちゃいましたよ」と思わず涙したことを明かす。多忙な監督から、アスリートの父へ。「ずっと離れていましたから。父親としての責任を果たします」と柔和なパパの表情を見せた。