首都高速の料金上乗せ、本格検討 東京五輪期間中の渋滞対策

 2020年東京五輪・パラリンピック期間中の渋滞対策として、国、東京都、大会組織委員会が、首都高速道路の通常料金に上乗せして課金する「ロードプライシング」の導入を目指して本格検討に入ることが1日、分かった。6日に専門家を交えた「交通輸送技術検討会」で協議し、交通量抑制効果が見込める課金額や、対象時間帯などの検討を進める見通し。今春にも一定の方向性を出すとみられる。

 組織委と都は、対策を講じなければ選手らの輸送ルートとなる首都高の渋滞は現状の約2倍近くにまで悪化すると想定。物流の抑制などで交通量を減らす「交通需要マネジメント(TDM)」の取り組みを推進する。

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