鈴木亜由子、日本歴代3位タイムで2位 1時間7分台も「悔しい」 持久力には手応え

 「香川・丸亀国際ハーフマラソン」(3日、Pikaraスタジアム発着)

 女子はリオデジャネイロ五輪長距離代表の鈴木亜由子(27)=日本郵政グループ=が日本歴代3位となる1時間7分55秒で日本勢トップの2位に入った。ベッツィ・サイナ(ケニア)が1時間7分49秒で2連覇。男子はアブディ・ナゲイエ(オランダ)が1時間0分24秒で制し、日本勢トップは1時間1分45秒で4位の鈴木塁人(青学大)。3月3日の東京マラソンに出場予定の佐藤悠基(日清食品グループ)、村山謙太(旭化成)は転倒して棄権した。

 東京五輪を狙う鈴木が底知れぬ潜在能力を見せつけた。初のハーフマラソンで、女子では06年に福士加代子(ワコール)と野口みずきが記録して以来13年ぶりとなる日本選手3人目の1時間7分台をマーク。「勝つつもりで走っていたので悔しい。最後の5キロが課題。でもペースを維持できて、持久力という点ではよかった」と2位に反省を口にしつつ、手応えは感じていた。

 練習の一環で出場しながら日本歴代3位の好記録。これには「タイムは本当に意識していなかった。思っていた以上の走りができた」と本人も驚きを隠せない。高橋昌彦監督は「レースへの集中力とポテンシャルの高さを改めて感じた」と高評価を口にした。

 今年の最大の目標は、9月に控える東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」だ。層の薄さが指摘される女子長距離界のヒロイン候補は「レースを利用しながら質の高い練習を積みたい」とMGCまでのイメージを描く。次は17日の青梅マラソン30キロの部に出場予定。課題と手応えの両方を得て、走りにいっそう磨きをかける。

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