多田修平、日本記録まであと一歩 自己ベスト更新に手応え
「陸上・日本室内競技大阪大会」(3日、大阪城ホール)
2017年ロンドン世界選手権男子400メートルリレー銅メダリスト、多田修平(22)=関学大=がオープン種目のシニア60メートルに出場し、1回目に自己ベストを0秒08更新する6秒58をマークして1位となった。
97年に朝原宣治が樹立した6秒55の日本記録更新への期待が高まった2回目は6秒63。再びトップとなったがタイムを落とし「意識して力んでしまった。でも、1回目は6秒6か7が出たらいいと思っていたし、びっくりした」と、手応えをつかんだ様子だった。
今週中に渡米し、現地の室内2大会の60メートルに出場予定。当面の目標となる日本選手権(6月、福岡)の100メートルに向け、オーストラリアの大会に出るプランもある。
4月に住友電工に入社するスプリンターは「課題はスタート。(100メートルの)9秒台は最低条件だし、日本選手権で出せたら最高」と、4カ月後をにらんでいた。