ラグビーW杯代表候補が本格始動 リーチ主将「4強以上にいく土台をつくる」
「ラグビー・W杯日本代表候補合宿」(4日、キヤノンスポーツパーク)
9月20日に開幕する日本開催のW杯。日本代表候補のうち27人とリハビリ組3人の計30人が、合宿初日を迎えて本格始動を果たした。
フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=は「ベスト8を目指すとみなさん言っている。それ以上を目指したい。ベスト4以上にいく土台をここで作る。出ることではなく、勝つことが目標」と協会の目標を上方修正する大目標を打ち立てた。
前回大会では南アフリカを破るなど1次リーグ3勝を挙げた。当時と比較して「全部違う。今回の方が上」と自信を口にする。リーチ主将が「他チームは代表キャンプだけ。自分たちはずっと強化できる」と強調したのはW杯まで日本代表候補を最優先で鍛えることができる環境面のメリットだ。
W杯までトップリーグなど所属チームでの活動はない。日本代表候補選手は国内外で合宿を重ねていくほか、サンウルブズの一員として南半球の強豪クラブが競うスーパーラグビーに参戦する。練習の成果をレベルの高い実戦でテストしながら、強化することができる。W杯に専念できる強化環境を「言い訳はできない」と肝に銘じた。
いよいよ迎えたW杯イヤー。「楽しみも強い。責任感もある。こんな大きなチャンスは、二度とない」。掲げた目標は、ベスト4。リーチ主将は大きな夢の実現へ、覚悟をもって臨む。