「ＮＦＬ・スーパーボウル、ペイトリオッツ１３－３ラムズ」（３日、アトランタ）

　アメリカン・カンファレンス（ＡＦＣ）のペイトリオッツが、ナショナル・カンファレンス（ＮＦＣ）のラムズを１３－３で下し、２季ぶり制覇で、スティーラーズの持つ最多優勝回数６度に並んだ。スーパーボウル最優秀選手にはＷＲエデルマンが輝き、４１歳のＱＢブレイディは選手として単独最多６度目の優勝。

　第３Ｑ終了時で得点はともにＦＧ１本だけ。ロースコアが続く中、勝負どころでペイトリオッツが地力を発揮した。

　残り１０分を切り、ブレイディが立て続けにパスを通した。まずは「信頼して投げてくれるから、ボールをつかむだけだった」と２０１０年からプレーするＴＥグロンコウスキーへ。続いて弟のようにかわいがり、この試合のＭＶＰに輝いたＷＲエデルマン、チーフスとのＡＦＣ決勝でＴＤランを決めたＲＢバークヘッド、再びグロンコウスキーと計４本で一気に敵陣残り２ヤードに迫った。

　流れるようなパス攻撃の締めくくりはルーキーの突破力に頼った。ブレイディが「信じられない１年目を送っている」と称賛するＲＢミシェルがランで待望のＴＤを挙げた。

　４１歳になってもトッププレーヤーとして君臨するブレイディは「今まで素晴らしい仲間とプレーできてうれしい」と感慨もひとしおだ。「ずっと長い間、沈まないだろう」と黄金時代が続くことを宣言した。