リーチ主将、目標は「4強」 前回大会より手応え!W杯へジョセフJAPANが始動
W杯日本大会を目指すラグビーの日本代表候補は4日、東京都町田市のキヤノンスポーツパークで今季最初の合宿に入った。代表候補のうち27選手とリハビリ組3選手の計30人が大舞台に向けて始動した。フランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=は目標として、従来の決勝トーナメント進出を超える4強以上を明言。1次リーグ3勝を上げた前回大会を上回る手応えで、大目標に臨む。
W杯イヤー初練習を終えて、希望に満ちあふれた明るい表情を見せた。「いい練習ができた」と話したリーチ主将はW杯へ、大目標を明言した。
「ベスト8を目指すとみなさん言っている。それ以上を目指したい。ベスト4以上にいく土台をここで作る。出ることではなく、勝つことが目標」。
日本協会が掲げる目標が初の決勝トーナメント出場となる8強進出。主将はそれを上回る大目標を、年頭に目標として掲げた。
この日の練習には日本代表候補のうち、サンウルブズ(SW)組15人と、リハビリ組のフッカー堀江(パナソニック)、WTBレメキ(ホンダ)CTBラファエレ(コカ・コーラ)らを除く27人が参加。身体テストと基本練習に終始した。
「テストでとんでもない数値を出す人はいなかった。ちゃんと休んだ証拠」と平凡な結果をむしろ歓迎した。W杯から逆算。必要な休養を経て本番に向かう青写真。リーチ自身もフィジーで文明を遮断し、母国ニュージーランドで家族と過ごした。「ここから仕上げていく」とスタートラインを強調した。
南アフリカを破るなど1次リーグ3勝を挙げた前大会と比較して「全部違う。今回の方が上」と言う。トップリーグの日程をW杯後に遅らせるなど、大会まで合宿とSWで、代表強化を最優先して臨む。「他チームは代表キャンプだけ。自分たちはずっと強化できる。言い訳はできない」と肝に銘じる。
「楽しみも強い。責任感もある。こんな大きなチャンスは、二度とない」。勝負の1年。夢へ、目標へ、突っ走るだけだ。