日大アメフット部・内田前監督、井上前コーチを書類送付へ
日大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、警視庁が傷害容疑で内田正人前監督(63)と井上奨前コーチ(30)の捜査結果を近く東京地検立川支部に書類送付する方針を固めたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。明確な傷害の意図を持った指示は認定しない見通し。
警視庁は同容疑でタックルした宮川泰介選手(20)も書類送検する方針。負傷した関西学院大の選手側は宮川選手の寛大な処分を求め、示談も成立しているため、同支部は処分を慎重に検討するとみられる。
関係者によると、警視庁は宮川選手の陳述書や指導者2人の聴取内容に加え、約200人の部員や関係者の証言、試合映像の解析結果を慎重に調べ、厳密な客観証拠が求められる刑事捜査では、明確な違法行為の指示は認定できないと判断したとみられる。