ラグビーＷ杯日本代表候補の町田１次合宿は５日、２日目を迎え、インフルエンザで初日は別メニュー調整だったＷＴＢ福岡堅樹（２６）＝パナソニック＝がフルメニューを消化。Ｗ杯に向けて「『きのうの自分よりいい自分』というのを毎日やっていきたい」とテーマを掲げた。

　昨秋のイングランド戦ではスピードを生かして好機を演出。ロシア戦ではトライも奪い世界と戦う手応えを示した。「今ある基準を１つずつステップアップ。ベースアップが一番大事」。昨秋の状態をベースに１日１日積み上げていく思いだ。

　この６週間はＷ杯に向けてのフィジカル面や基本技術などの土台作りに充てられる。「自分自身の課題で、けがが多い。そのための体作りを今、できたら」とトレーナーと連絡を密にして肉体強化に励む方針だ。

　合宿前に実家のある福岡に帰省し、飼っている２匹の猫と再会。「最高です。癒やされます」とリフレッシュは完了した。「これから長い時間ＯＮの状態を作らないといけない」。一歩一歩の積み重ねの先にＷ杯がある。