女子48キロ級・近藤、松本引退「すごく寂しい」
柔道女子代表を長らくけん引してきた“野獣”松本薫(31)=ベネシード=の引退に、リオデジャネイロ五輪で共闘した女子48キロ級銅メダルの近藤亜美(三井住友海上)は5日、「すごく寂しい」と話した。
近藤が高校生だった時から気軽に打ち込みに誘ってくれたり、気さくな先輩だったという。「すごく強いのに全然威張らない人だったのですごく親しみやすかった。試合の時はすごく怖いんですけど、その一瞬だけ。(普段は)ちょっと変な人だったので、こういう人が五輪王者になるんだなと思った」と飾らない人柄を述懐した。
帝京大の後輩である52キロ級の志々目愛(了徳寺学園職)は「出産をして柔道を続けるのはすごく大変なこと。今までそういう選手はあまりいなかった」と功績をたたえた。