７日（日本時間８日）に開幕するフィギュアスケートの四大陸選手権へ向け、宇野昌磨（２１）＝トヨタ自動車＝ら男子選手は５日（同６日早朝）、アナハイム近郊の練習会場で調整したが、思わぬハプニングに遭遇した。１番目の田中刑事（２４）＝倉敷芸術科学大大学院＝のショートプログラム（ＳＰ）の曲かけの途中で音楽がストップ。照明が点滅し、突然「Ｍａｙ　Ｉ　ｈａｖｅ　ｙｏｕｒ　ａｔｔｅｎｔｉｏｎ　ｐｌｅａｓｅ」と館内放送が響いた。建物内で火災を感知したという。幸い誤作動だったが、音響機材が使用できず、約１０分間無音。ハプニング発生直後は困惑した表情を浮かべた選手たちも、冷静に切り替え、エッジが氷を削る音のみが響く中で練習を続けた。

　その後は友野一希（２０）＝同大、宇野が順にＳＰの曲をかけて調整。最終的に４０分間だった練習時間は９分延長されたが、３選手とも練習時間を少し残してリンクを後にした。

　男子ＳＰは７日（日本時間８日）、フリーは９日（同１０日）に行われる。