紀平梨花はSP5位、果敢に3回転アクセル挑戦も…0点の1回転アクセルに
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(7日、アナハイム)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、全日本選手権女王の坂本花織(18)=シスメックス=は73・36点を記録し、2位だった。GPファイナル女王の紀平梨花(16)=関大KFSC=は、68・85点で5位。三原舞依(19)=シスメックス=は65・15点で8位だった。
5日(日本時間6日)の練習で左手薬指を亜脱臼し、負傷箇所にテーピングを施してリンクに立った。冒頭のジャンプで果敢に得意の3回転アクセルに挑んだが、得点が0点になる1回転アクセルになってしまったのが響いた。3回転フリップ-3回転トーループは着氷。後半の3回転ルッツも着氷した。スピンはフライングシットスピンがレベル3になったが、それ以外はレベル4。ステップもレベル4だった。演技構成点は全体で3番目に高い33・03点をマークした。
紀平は「6分間(練習)が終わった時点で考えていた。スピードがまず足りなかったのと、3A(3回転アクセル)をするか分からない状態で、この氷でアクセルを今までにないくらいの回数しか跳んでなかったので、あのミスは起こってもおかしくない練習量だった」と演技を振り返った。
フリーへ向けては「明日の練習で決める。1本は絶対入れると思う」と3回転アクセルを織り込んだ演技にする意向を示した。