沙羅「まずまず」2戦連続2位 今季初V逃すも納得の笑顔
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子」(8日、リュブノ)
高梨沙羅(22)=クラレ=は263・7点で2試合連続の2位だった。1回目で90メートルを飛んで2位につけ、2回目は88・5メートルで順位を守った。マーレン・ルンビ(ノルウェー)が268・9点で6連勝し、今季7勝目となる通算20勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)は12位。丸山希(明大)は18位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は21位にとどまった。
高梨は2試合連続で2位に入り、「誰が勝ってもおかしくない状況の中で、前週からここに向けて自分のコンディションを合わせることができた。モチベーションになる」と納得の笑顔を見せた。首位と僅差で迎えた2回目に飛距離を伸ばせず、今季初優勝には届かなかった。「欲が全くなかったかというとうそになってしまう。でも2回目は2回目で、まずまず。今の状態の中ではいいジャンプ」と、残念そうな表情は全く見せなかった。