戸塚、初出場2位も「悔しいだけ」 大技で逆転狙うも失敗
「スノーボード・世界選手権・ハーフパイプ」(8日、パークシティー)
決勝が行われ、男子は平昌五輪代表の戸塚優斗(17)=ヨネックス=が92・25点で2位に入った。日本勢が表彰台に立ったのは3大会ぶり。平昌五輪銅メダルのスコット・ジェームズ(オーストラリア)が97・50点で3連覇した。穴井一光(玉越ク)は75・75点の6位。五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(木下グループ)は出場していない。女子は平昌五輪代表の今井胡桃(プリオコーポレーション)が74・50点の7位だった。
逆転を狙った難技に失敗し、日本勢で史上2人目となる世界王者の望みは散った。戸塚は初出場での2位にも「本当に悔しい。悔しいだけ」と笑顔はなかった。
ジェームズの97・50点を上回れば金メダルだった最終滑走。縦2回転、横4回転の大技「ダブルコーク1440」を決めて勢いに乗ったが、横3回転半する「バックサイド1260」の着地が合わず、天を仰いだ。平野歩と平昌五輪王者ショーン・ホワイト(米国)の両雄が不在。ジェームズとの事実上の一騎打ちに完敗し、「あとちょっと、と思うけど、そこから届かない。ちょっと遠いですかね」と唇をかんだ。