三原3位 天使のように…持病乗り越え3大会連続表彰台
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(8日、アナハイム)
女子フリーが行われ、SP8位から巻き返した三原舞依(19)=シスメックス=が合計207・12点で3位に入った。
天使の舞をイメージした映画「ミッション」の音楽「ガブリエルのオーボエ」で好演すると、三原は両腕を大きく振り下ろし、万感の思いを表現した。「好きな音楽で大好きな振り付けだからここまでできた」。全日本選手権女王の坂本を僅差で逆転し、優勝した17年から3大会続けて表彰台に上がった。
1月上旬の日本学生氷上競技選手権後、数年前からの持病である全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」の影響で体調を崩した。体重も落ちて体力面での心配はあったが「すごく集中してできた」。冒頭の連続3回転ジャンプの後半で回転不足を取られた以外は納得の内容だった。
全日本4位で惜しくも世界選手権代表を逃してから約1カ月半。心からの笑顔を取り戻し「SPからできるのが、強いスケーター。そういう選手になっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。