紀平、次戦出場の意向 帰国後左手薬指の精密検査へ
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(8日、アナハイム)
女子フリーはショートプログラム(SP)5位の紀平梨花(16)=関大KFSC=が冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなどフリー1位の153・14点、合計221・99点をマークし初優勝を果たした。これでシニアに転向した今季は国際大会5連勝で、GPシリーズのNHK杯、フランス杯に続く逆転優勝となった。
紀平は負傷中の左手薬指をテーピングで固定し、衣装の手袋をはめた上をさらに透明のテープで小指と一緒に固定していた。ジャンプの際も固定した2本は伸ばしたまま、残る3本を握って跳んでいたという。次戦はオランダのチャレンジカップ(21~24日、デン・ハーグ)に出場の方向だが、昨年1月に痛めた古傷でもあるため、日本へ帰国後念のため左手の精密検査を行う予定。