元稀勢の里の荒磯親方が“解説者デビュー”弟弟子高安が大相撲トーナメント優勝
大相撲の荒磯親方=元横綱稀勢の里=が10日、“解説者デビュー”した。フジテレビ系「大相撲トーナメント」に生出演し、ちょんまげにネクタイ、スーツ姿で取組を解説した。
放送席に座った荒磯親方は、「とても新鮮な感じです。初めてで右も左もわからないですけど、思ったことをしっかりと伝える事ができれば」と笑顔を見せ、現役生活については「本当に充実した生活を送ることができました。応援して下さった方々に感謝したいですね」と話した。
解説では、自身の対戦経験を交えて個々の力士たちを紹介するなど、分かりやすい語り口で一番一番を伝えた。
弟弟子の大関高安(田子ノ浦)については、準々決勝で碧山(春日野)を下すと「落ち着いてとっていければ、安心して見ていられる。きょうは無駄な動きがなく、しっかり落ち着いているので、安心しています。非常に落ち着いています」と説明した。
荒磯親方の見立て通り、高安は落ち着いた相撲で準決勝では栃煌山(春日野)を、決勝では嘉風(尾車)を下し、37力士が出場したトーナメントで頂点に立った。
“デビュー”に華を添えるVに、荒磯親方は「この優勝は来場所につながってくる。非常に楽しみですね。春場所に向けて頑張ってほしい。僕もこの勢いで春場所優勝したことがありましたから」と、弟弟子の活躍に期待していた。