高木美帆 女子1500メートルで2位「自分の滑りに集中できた」
「スピードスケート・世界距離別選手権」(10日、インツェル)
女子1500メートルで平昌五輪銀メダルの高木美帆(日体大助手)が1分53秒32で2位となった。同五輪覇者のイレイン・ブスト(オランダ)が1分52秒81の快記録で優勝。マススタートは佐藤綾乃(高崎健康福祉大)が5位、平昌五輪覇者の高木菜那(日本電産サンキョー)は15位と振るわなかった。男子1500メートルは一戸誠太郎(ANA)が1分43秒54の好タイムで4位。トマス・クロル(オランダ)が1分42秒58で制した。男子マススタートは一戸が5位、ウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)が17位。
〈女子1500メートル〉前の組で滑ったブストが驚異的なタイムをたたき出した。それでも高木美は「自分の滑りに集中できた」と堂々とした滑り。五輪でも0秒20差で敗れた強敵にまたも0秒51及ばず銀メダルだったが、北米の高地リンクを除けば、1分53秒台は自身初の好タイムだ。「やれることはやれた。うれしい気持ちはある。相手が強かったし、自分も今季一番いいレースができた」とすがすがしい笑顔を見せた。