宇野昌磨“王者の自覚”世界選手権Vへ「楽しまない」虎視たんたんと戦闘態勢整える
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(10日、アナハイム)
フィギュアスケートの四大陸選手権はアイスダンスのフリーダンスとエキシビションが行われた。男子を制し、主要国際大会初の金メダルを獲得した宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=はエキシビションで「タイム・アフター・タイム」を披露。3月20日開幕の世界選手権(さいたま)へ向け「楽しまない」ことを自らに課した。女子を制し、シニアデビューした今季国際大会5連勝となった紀平梨花(16)=関大KFSC、3位の三原舞依(19)=シスメックス=も出演した。
世界選手権での優勝宣言から一夜明け、宇野は「少しのミスも大きな結果の違いに出てくる」と大一番を見据え、「優勝するにあたって失敗しないことが何より大切」と、勝利の方程式を立てた。
「けがをしないようにしつつも、たくさんの練習を積み重ねていきたい」と話すように大切なのは練習量。加えて気持ちの持ち方も意識している。
これまで試合を楽しむことを大切にしてきた宇野だが「楽しむって挑戦する側だからこそできるもの」と分析。「いつまでも追い掛けているだけじゃなくて、追われることを自分で考えつつ(やらなければならない)」と“王者の自覚”を新たにし「楽しむではなくて、やるところでやる選手になりたい」と宣言した。虎視たんたんと戦闘態勢を整える。