建物並ぶ選手村、7割完成 全容見えてきた五輪会場

 東京都は12日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて臨海部で新設中の競技会場や選手村の建設状況を公開した。宿泊棟21棟を建設中の選手村(中央区)の進捗は7割ほど。仮設施設を含めた選手村全体は20年春ごろに出来上がる見通しで、会場の全容が見えてきた。

 都によると、選手村の21棟は14~18階建て。うち5棟は最上階まで作業が進んでおり、建物自体は12月に完成する予定だ。この日は足場に囲まれた宿泊棟の周囲で、クレーンによる資材運搬などの作業が行われた。

 五輪水泳センター(江東区)では、重さ約7千トンの屋根を建物の上層部分に引き上げる作業が既に終わった。

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