長野五輪ジャンプ金の船木、洋菓子販売で後進育成 小林諒侑の強さ解説
スキージャンプのレジェンド・船木和喜が13日放送のMBS「戦え!スポーツ内閣」(後11・56、関西ローカル)に出演し、今シーズンすでにW杯10勝と快進撃の小林陵侑について、強さの秘密を解説する。
船木は1998年長野五輪で、団体と個人ラージヒルで金メダル、個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得。現在も現役ジャンパーとして活動しながら、一方では北海道余市郡に洋菓子店「王様の工房」を出店するなど、幅広く活躍している。人気商品・アップルパイなどの売り上げで、スキージャンプ選手を志す子どもたちを支援する活動をしている。地方の百貨店で行われる物産展では自ら店頭に立つという。
そんな船木が小林の強さの理由を、VTRを見ながら説明する。小林がカメラの前を横切る瞬間で映像を止め、「ここで、小林選手のスキー板の表面と裏面が見えなくなりますよね」と指摘。進行方向に対してスキー板をまっすぐ当て、浮力を十分に得ていることが大ジャンプにつながっていると語った。
「人間は普通、足を開くと角度がついて足の裏が見えるはずなんです」と、小林の足の角度が一般的な人とは違うと分析した。小林はO脚なので、スキー板をまっすぐにすることが可能だという。船木もかつてはO脚になりたくて、膝と膝の間に物を挟んで縛って寝ていたこともあったと明かす。