大坂なおみバインコーチと契約解消 4大大会2連勝コンビ急転…さらなる高みへ決心

 テニスの全豪オープン女子シングルスで初優勝し、四大大会を2連勝した世界ランキング1位の大坂なおみ(21)=日清食品=が11日、ツイッターでコーチのサーシャ・バイン氏(34)との契約解消を明らかにした。「これからはサーシャとは一緒に仕事をしない」などと表明。急成長を支えた指導者との決別は、より高いレベルを目指すための選択となった。

 突然の発表だった。大坂が自身のツイッターに「これからはサーシャとは一緒に仕事をしない。彼には感謝しているし、今後の成功を祈っている」と記し、コーチのバイン氏との契約解消を明らかにした。

 大坂はバイン氏の教えで精神面が改善され、昨季の全米オープンを初制覇。全豪後にアジア勢初の世界1位に就き、より高いレベルを目指すための選択となった。バイン氏がトップ選手をコーチとして指導した経験がなく、大坂陣営は昨年から既にコーチ交代を検討していた。女子ツアーを統括するWTAの昨季年間最優秀コーチ賞に輝いたドイツ人のバイン氏も「ありがとう、なおみ。何て素晴らしい旅路だったんだ」とツイートした。

 大坂の関係者は「次のステージとして、このナンバーワンのレベルで戦術、技術をきっちりコーチできる人」を探すという。大坂は背中の痛みで今週のカタール・オープンを欠場し、17日からのドバイ選手権が全豪後初戦となる予定。

 バイン氏は各分野の専門家が集まる「チームなおみ」の中心人物で、過去に元世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(米国)の練習相手を務めた。トレーニング担当のアブドゥル・シラー氏らは留任する見通し。

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