白血病公表の池江璃花子“乗り越えられない壁はない” 競技の枠超えたエールに感謝
競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス亀戸=が衝撃的な白血病公表から一夜明けた13日、自身のツイッターを更新。「今の私の率直な気持ちです」として、コメント文を掲載した。多くの激励メッセージが寄せられたことに感謝の意を示し、「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はない」と闘病への強い思いをつづった。また、体操男子の内村航平(30)=リンガーハット=や男子テニスの錦織圭(29)=日清食品=ら、競技の枠を超えて他競技の選手からもエールや支援の声が広がった。
白血病公表から一夜明け、池江があらためてツイッターに思いの丈を記した。「私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えていただきながら(病気と)戦っていきたい」と当面は治療に専念する考えを示し、「必ず戻って来ます」と力強く再起への意欲をつづった。
病状告白は国内外に衝撃を与えたが、「ニュースで流れる自分の姿に、まだ少し不思議な気持ちにもなります」と明かす。ただ、競泳界、スポーツ界にとどまらず、各界からエールが殺到。また、病状を明かした12日のツイッターには13日午後10時時点で「いいね」が約48万件、リツイートが約16万件と反響は大きく、「『骨髄バンクの登録をした』『輸血、献血をした』など、たくさんの方からメッセージをいただきました。私だけでなく、同じようにつらい思いをしてる方たちにも、本当に希望を持たせていただいています」と多くの激励に感謝の意を表した。
復活に向けては険しい道のりになる。ただ、突然の病にも「私は神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」と受け止め、闘病への覚悟を示した。
「しばらくの間、皆さまに元気な姿を見せられないかもしれません」としつつ、「私も皆さまと同じく応援側に回ります」と宣言。「トビウオジャパン(競泳日本代表)の応援、支援、そしてたくさんのさまざまなスポーツの応援、支援をよろしくお願いいたします」と、仲間への応援を呼びかけた。