元世界王者・高山勝成のアマ初陣流れる アジア選手権代表選考会は中止に
日本ボクシング連盟は15日、3月に都内で予定していたアジア選手権(4月・バンコク)の代表選考会を中止すると発表した。連盟は五輪階級(新階級)を想定して選考会を行うつもりだったが、13日にアジアボクシング連盟より現行階級で実施する通知があったため。
この選考会には、プロボクシングで主要4団体制覇を果たした元世界ミニマム級王者の高山勝成(名古屋産業大)が出場予定だった。今回中止となったことで高山のアマチュア初戦は持ち越しとなった。高山は東京五輪出場を目指して、プロを引退。他にもアマ登録した元プロはいたが、高山のみが実績で選考会への出場が認められていた。
アジア選手権では上位に入れば、五輪代表出場権を得ることもできる世界選手権(9月・ロシア)に出場できることになっている。東京五輪でのボクシング競技の実施については、6月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で最終判断される。