錦織圭 ガルビスに圧勝で8強進出!慣れない室内コートも順応
「男子テニス・ABN・AMROワールド」(14日、ロッテルダム)
シングルス2回戦が行われ、第1シードで世界ランキング7位の錦織圭(29)=日清食品=が同84位のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)を6-1、6-4で下し、8強入りした。第1セット開始から5連続でゲームを奪い、主導権を握った。15日の準々決勝で同38位のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)と対戦する。
錦織は出だしから14連続ポイントを奪い、昨夏のウィンブルドン選手権で競り勝ったガルビスを圧倒した。「2セットで終えられて良かった」と第1シードの貫禄を見せた。
第1セットは1ポイントも失うことなく、3ゲームを連取。第4ゲームで相手が0-30からようやくサービスエースを決めると会場が大歓声に包まれた。
粗削りなプレーの相手に対し「第1サーブが自分のリーチに(届く範囲に)入ってきていたので、スライスやスピンでしっかり返せた」と確実なリターンや左右に深く打ち込むショットで揺さぶった。「いつでもブレークできそうな感じはしていた」と言うほど自信に満ちあふれ、計6度のブレークチャンスで4度もものにして勝利を引き寄せた。
「初めてプレーする大会は、いつだって簡単ではない」と慣れない室内コートとボールに初戦はてこずったが、すぐに修正した。「風がなく、気持ち良くどのショットも打てる」と好感触をつかみ、適応力の高さを示した。