ジョセフHC合流『ウルフパック』編成 サンウルブズと2チーム体制
「ラグビー・W杯日本代表候補合宿」(15日、キヤノンスポーツパーク)
ラグビー日本代表候補合宿は都内で第2クールの最終日を迎え、欧州視察からジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC、49)が合流。3月下旬から5月末まで自ら指揮するサンウルブズメンバー外のチームを「『ウルフパック』と名付けてやっていく」と発表した。
「ウルフパック」は“狼の群れ”の意で、第2次大戦中にドイツの潜水艦が集団で敵を撃滅した戦略名(群狼作戦)でもある。チームは国内外でスーパーラグビーBチームと計5試合を戦う。
ジョセフHCは欧州6カ国対抗を視察。日本とW杯1次リーグで同組のアイルランドとスコットランドの対戦を観戦し「日本とは違うスタイル。生で見られてよかった。日本は違う脅威で攻めていきたい」と攻略に自信を示す。
日本代表候補は6月に絞り込んで再編成する。5月末まではサンウルブズで実戦を積み、同時にウルフパックで新戦力を発掘し戦力底上げを図る“群狼作戦”で2強撃破への下地を作る。今年初めて練習をチェックした指揮官。「W杯イヤーを迎えた選手たちはやる気満々で奮起している」と目を細めていた。