錦織圭4強進出、四大大会3勝ワウリンカと対戦へ ABN・AMROオープン
「男子テニス・ABN・AMROワールド」(15日、ロッテルダム)
準々決勝が行われ世界ランク7位で第1シードの錦織圭(29)=日清食品=は6-3、6-2で同38位・マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を下し、準決勝進出を決めた。
錦織は相手がサーブを打つリターンゲームでも得点を重ねた。プロテニス選手協会(ATP)の公式ウェブサイトによると、ブレークポイントを8度迎え、5回ものにした。
準決勝は元世界3位で四大大会のうち、全豪、全仏、全米オープンで優勝経験があるスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。2017年に左膝の手術を行ってからは苦しんでおり、現在の世界ランクは68位。ATP500のカテゴリーにあたる今大会はワイルドカードで出場している。
錦織はワウリンカとツアーでは過去9戦し4勝5敗。錦織はツアーでも有数の両手バックハンドの使い手だが、それをも上回る威力の片手バックハンドに過去の対戦では手を焼いている。前回の対戦は18年のマスターズ1000シンシナティ大会2回戦で4-6、4-6で錦織が敗れた。