桃田賢斗、再起の地で躍動「懐かしい場所。感慨深い」
「バドミントン・S/Jリーグ」(16日、埼玉・サイデン化学アリーナ)
上位4チームによるトップ4トーナメントの準決勝が行われ、男子のNTT東日本は、日立情報通信エンジニアリングを2-0で下して決勝に進出した。第2試合のシングルスでは、世界王者の桃田賢斗(24)が、丸尾亮太郎(27)に2-0(21-12、21-16)でストレート勝ちした。
桃田にとってこの日の会場は、不祥事による出場停止処分から復帰し、涙の優勝を飾った17年5月の日本ランキングサーキット大会が行われた思い出の場所だった。再起の地で1年9カ月ぶりに躍動した桃田は「すごく懐かしい場所。感慨深い」と語り、「あの時は個人戦だったけど、今回の団体戦でもたくさん応援してもらい、楽しみながらプレーできた」と感謝した。
チームとしても4季ぶりの優勝に王手を懸け、17日の決勝は2連覇中のトナミ運輸と対戦する。不動のエースは「チーム一丸となって立ち向かわないと勝てない。厳しい戦いになるけど、1人1人が絶対に勝つぞという気持ちで戦う」と気合を入れた。