信用金庫勤めのテコンドー美女・山田美諭、圧巻3連覇 決勝54点差も「当たり前」
「テコンドー・全日本選手権」(17日、千葉ポートアリーナ)
5月に行われる世界選手権(英・マンチェスター)の代表選考会を兼ねて行われ、女子49キロ級のアジア大会銅メダリスト、山田美諭(25)=城北信用金庫=が、圧倒的な力を見せ、3連覇を飾った。
圧巻だった。初戦を42-2、準決勝を54-9で勝ち上がると、決勝は開始1秒で蹴りでポイントを奪うなど、ついに50点以上離す59-5で優勝を決めた。「優勝することは絶対と思っていた。去年の試合は少し雑になるところがあったので、今年は丁寧に技術で勝てた。満足はしてないけど、しっかり勝てたのは良かった」と、納得の表情。世界での戦いを見据える強気ガールズは、決勝の54点差にも「当たり前だと思ってます」と、キッパリと言い切った。
リオ五輪は予選で右足のじん帯を損傷する大けがを負い、出場は叶わなかった。東京五輪での金メダルを目標に掲げる。5月の世界選手権で見据えるのは、決勝の舞台。「今、1つずつ目標を設定しながらやってます。まずは世界選手権で決勝。少しずつ経験を積んでいって、東京五輪で金メダルを獲れたら」。キュートな笑顔を浮かべながら、瞳には野心の炎を灯し、力強く誓った。