小林陵侑3位 今季21戦で15度目の表彰台

 「ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子」(16日、ビリンゲン)

 小林陵は「調子が若干悪い」と打ち明ける。それでもヒルサイズに2回とも迫って3位に食い込んだ。今季21戦で15度目表彰台を確保し「ここまで安定しているとは思わなかったので上出来」とうなずいた。強さを支えているのは、わずかなずれを修正できる能力だ。

 前日の団体は各チームの4番手の中で2回とも4位の得点にとどまり、この日の公式練習では133メートルと飛距離を伸ばせなかった。「助走でつま先に(体重が)かかって(前に)刺さり気味になっていた」という。本戦の1回目、体重をやや後ろにかけると助走の滑りがスムーズになり、好飛躍が生まれた。

 目下の課題に飛型点の改善を挙げる。日本の新エースは2回目に少しだけ着地が乱れたことを反省し「テレマーク(姿勢)を入れないと勝てない。しっかり入れていきたい」と語気を強めた。

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