朝比奈沙羅 引っ越し疲れで弱音も…「世界で勝てる選手をアピールしたい」
柔道女子78キロ超級世界女王の朝比奈沙羅(パーク24)が18日、今年初戦のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(22~24日、ドイツ)への出発前に成田空港で取材に応じた。
大学卒業を控え、今月上旬は引っ越し作業に追われていたといい、「ちょっと疲れが出て…。心も体もまだ落ち着いていない」と弱音をこぼした。
ただ、今大会は17年世界選手権決勝で敗れた于頌(中国)やロンドン五輪女王のオルティス(キューバ)らがエントリーしている。さらに、ライバルの素根輝(18)=福岡・南筑高=が直近のGSパリ大会で3位に終わったばかりとあって、この階級の第一人者としてアピールするチャンスだ。「世界選手権よりもすごく強烈(な顔ぶれ)。トップランカーが勢ぞろいなので、ここで結果を出して“世界に勝てる選手”をアピールしたい」と力を込めた。