サニブラウン東京五輪への思い語る「まず大学の大会をしっかり」 【一問一答】

 陸上の17年日本選手権で男子100メートル、200メートルの2種目制覇を果たしたサニブラウン・ハキーム(19)が米フロリダ大で2シーズン目を迎えている。3月6日で20歳となる有望株が、2020年東京五輪へ飛躍できるか。現在の心境や米国での生活ぶりなどを語った。

  ◇  ◇

 -大学1年目の昨年はけがもあった。

 「5月に右脚をけがしてから、脚に負荷がかからないトレーニングをやっていた。走り始めたのは8月中旬。ゆっくり治すことができた」

 -今季は1月から室内で60メートルを3大会走った。

 「スタートに重点を置いて取り組んでいる。60メートルが屋外で100メートルを走る鍵になると思っている」

 -米国に来てスタートを改良した。

 「前は(スタート直後に)無理やり下を向こうとしていたが、今は自然に上体が上がっていくように変えた。コーチにその方が自然にスピードも上がると言われている」

 -100メートルで9秒台、200メートルは19秒台の期待もかかる。

 「正直、タイムはあまり気にしていない。練習でやっていることを試合でしっかり出せれば結果は勝手に出るかな、ぐらいの気持ちでやっている」

 -陸上部の仲間と一軒家で共同生活。

 「土日は大学の食堂がやっていないので自炊もたまにする。唐揚げはみんなから評判が良かった。オフは部屋で映画を見たり、ゲームをしたりして過ごしている」

 -9月下旬から世界選手権、来年は五輪が控えている。

 「まずは(6月までの)大学の大会をしっかり走りたい。東京五輪は誰もが夢見る舞台なので、出られたらいい」

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