ジョセフHC直伝“稲刈りタックル”代表合宿で伝授「もっと低く」
「ラグビー・W杯日本代表候補合宿」(19日、キヤノンスポーツパーク)
新必殺技“稲刈りタックル”だ。ラグビー日本代表候補合宿は19日、東京都町田市で行われジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC、49)が、片腕で相手の奥側の足を刈る新タックルを伝授した。
CTB梶村(サントリー)は「後ろの足を刈るイメージ。膝裏をつかんで上げちゃえば相手は回転して倒れ込む」と説明した。
タックルの際の悪癖解消の一手だった。フランカーのリーチ主将(東芝)は「タックルでミスするときは両手で飛び込んでいるときが多かった」と振り返る。新タックルには【1】奥の足を狙うことで倒す確率が上がる【2】失敗しても残った腕ですぐ立ち上がれる-というメリットがあった。
ジョセフHCは練習中、「もっと低く」と徹底。低い姿勢から、刈る。まるで稲刈り。実りの秋に迎えるW杯。農耕民族にぴったりの“稲刈りタックル”で勝利を収穫する。