羽生結弦 ジャンプ練習再開「世界選手権に向けて調整しています」 連盟明かす
日本スケート連盟は20日、都内で理事会を開催。昨年11月のロシア杯で右足首のじん帯を損傷し、戦列から離れているフィギュアスケート男子のソチ、平昌五輪2大会連続金メダリスト、羽生結弦(24)=ANA=の状況を報告した。
小林芳子フィギュア強化本部長は羽生サイドと連絡を取ったことを明かし、本人のコメントとして「年明けから氷上練習を始めています。ジャンプについては世界選手権に向けて調整しています」と発表。どのレベルのジャンプまで跳べているかは不明だが、羽生が練習状況を明かすのは、負傷以降初めて。
1月6日に、フィギュアスケートの元五輪メダリストで、現在はカナダのクリケットクラブでコーチを務めるトレイシー・ウィルソン(57)が日本時間6日、自身のインスタグラムを更新し、「The boys are back!(少年たちが帰ってきた)」というタイトルで羽生が、1月の欧州選手権を最後に現役を引退した平昌五輪銅メダリストのハビエル・フェルナンデス(27)=スペイン=らと一緒に氷上に立っている写真を掲載しており、その頃から練習を再開した模様だ。
照準は1カ月後の世界選手権(3月・埼玉)。世界王者のネーサン・チェン(米国)、四大陸選手権で主要国際大会初タイトルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)らとの決戦に向けて、着実に歩みを進めている。