栄和人氏 改めてパワハラ反省 吉田さん引退に責任も「胸が熱くなる」
レスリング女子のパワーハラスメント問題で日本協会強化本部長を辞任し、至学館大の監督を解任された栄和人氏が20日、東海テレビの番組に録画出演しパワハラ問題の被害者となった五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)に対し「強い言葉になってしまった」と改めて反省の弁を述べた。
栄氏は教え子で五輪3連覇の吉田沙保里さんが1月に引退したことについて「胸が熱くなる。本人に迷惑を掛けた」と心境を吐露。自身の問題が引退に影響したかについて「本人は関係ないと言っているが、吉田も後輩のことを考えるとつらい。もう一度、五輪(を目指す)という気持ちになれなかったのではないか」と責任を感じていた。
栄氏は現在、愛知県教育・スポーツ振興財団のスポーツアドバイザーを務めており、日本協会から代表チームの強化に携わる話があった場合は「やりたい気持ちはある」と現場復帰の意欲を示した。