坂本花織が卒業式で大泣き「リボンがビショビショ」 クラスメートからエールも
フィギュアスケートの18年平昌五輪代表、坂本花織(18)=シスメックス=が21日、神戸市長田区の神戸野田高校で卒業式に出席した。クラスメートの答辞で大泣きした坂本は「(制服の)リボンがビショビショです」と大照れ。ホームルームでも「みんなの笑顔に支えられてつらい時も乗り越えられました」と言うと、泣き顔を卒業証書で隠した。
クラスメート30人はフィギュアスケート部、ソフトボール部など4つの部が合同のスポーツ系列。3年間同じ組で「絆が深い」と言う。「(練習で)怒られて暗くなった時も、(学校へ来れば)夕方には切り替えられた」。ジュニアから五輪代表まで一気に駆け抜けた高校生活では「みんながスポーツをしていていつも戦っている状態。くじけそうになっても、みんな頑張っているから自分も頑張ろうと思った」と仲間が心の支えだった。
世界選手権(3月20日開幕、さいたま市)を前に、クラスメートからは同校の恒例エール「野田ファイヤー」の坂本版「かおちゃんファイヤー!」を送られた。今春からは神戸学院大の女子大生。その前に、感謝の思いを世界最高峰の舞台でお返しする。