本田紗来、国際大会初Vをつかんだ圧巻のジャンプセンス 軸傾いても連続へ

 「フィギュアスケート・チャレンジカップ」(22日、ハーグ)

 アドバンスド・ノービス女子のフリーが行われ、SP首位の本田紗来(11)=京都醍醐FSC=が合計124・07点をマークし、国際大会初優勝を飾った。2位に20点差以上をつける圧勝だった。

 軽やかで愛くるしい舞を披露した後、アスリートとしての顔を覗かせた。紗来は両手を頬にあてたキュートなフィニッシュポーズを解くと、少しよろけながら滑り出し、控えめに両拳を握った。投げ込まれたぬいぐるみと、花束を拾い上げた後、浜田コーチの待つリンクサイドへ。笑顔で頭をなでられると、ようやく笑みが浮かんだ。得点が表示されて優勝を確認すると、再び浜田コーチになでられて、はにかんだ。

 冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプは軽度の回転不足はあったがしっかり着氷。圧巻だったのはその後だ。ダブルアクセル-3回転トーループの連続ジャンプは、ダブルアクセルの軸が斜めになったが、それでもしっかりと3回転トーループをつけてみせた。ピンクの衣装を身にまとい、キュートな滑りで見る者を魅了。6つの3回転ジャンプを着氷させ、表現力などを示す構成点ではただ1人、35点台をマークし、他を圧倒した。

 16年世界ジュニア女王の真凜、女優でフィギュアスケーターの望結を姉に持つ本田姉妹の末妹。国際大会デビュー戦だった昨年8月のアジア・トロフィー(バンコク)では2位で、同大会で優勝したのは1月に史上最年少で全米女王となったアリサ・リウ(13)だった。小学5年生ながら、6年生や中学1年生もいるカテゴリーで戦い抜いた今季。将来の飛躍への確かな手応えをつかんだシーズンとなった。

 真凜も望結も、その才能を認める末妹・紗来。「いつか真凜お姉ちゃんみたいに世界で活躍できる選手に」と話す11歳が、トップスケーターへの大きな大きな一歩を刻んだ。

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