CAS、セメンヤらの聴取終了 3月に裁定発表
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は22日、2016年リオデジャネイロ五輪女子800メートル金メダルのキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が男性ホルモンのテストステロン値の高い女子選手の出場資格を制限する国際陸連の新規定を撤回するよう提訴した問題で、関係者への聞き取り調査を終えたと発表した。3月26日までに裁定を下す予定。
CASによると、国際陸連のコー会長も聴取の対象となった。新規定の導入は提訴を受けて昨年11月から3月に延期されている。セメンヤは先天的に競技力向上に影響するテストステロン値が高いとされるが、不当な新規定として、争う立場を示している。(共同)