戸辺、日本記録以上“とべる” 陸上世界室内ツアーV凱旋帰国
陸上の世界室内ツアーで日本選手初の総合優勝を飾った男子走り高跳びの戸辺直人(26)=つくばツインピークス=が23日、成田空港に帰国した。2日のドイツでの大会で13年ぶりに日本記録を更新し、リオ五輪銅メダル相当の2メートル35をマークし優勝。その後も連勝を続け、無傷の3連勝で総合王者に輝いた。
オフに技術面を徹底して磨き、室内の会場ごとにサーフェスが変わる状況にうまく対応。「各試合それぞれクセがあったが、安定した記録が出せた。実力がついてきた証拠」と手応え。次なる目標はリオ五輪金メダル相当の2メートル40センチ。「今年中に出せる」と力強く宣言した。
この日、4月からJALに入社することを発表。名字が「とべ」で、走り高跳び選手ということもあり「『とぶ』イメージで、飛行機には強い憧れがあった。私も『とべ』ですし、跳んできた。名前負けしないように」と笑った。今後は4月のアジア選手権(ドーハ)を目標に、試合日程を組んでいく。