バスケ男子、五輪出場はFIBA次第 三屋会長「ご納得されるプレゼンを」
自力では21年ぶりとなるW杯(8月31日開幕、中国)の出場権を獲得したバスケットボール男子日本代表が25日、予選の開催地、カタール・ドーハから帰国し、会見した。
快挙であることには間違いないが、これで2020年東京五輪の開催国枠を獲得したわけではない。3月に行われる国際バスケットボール連盟(FIBA)理事会で承認される必要があるからだ。
報告会見に同席した日本協会の三屋裕子会長は「次は私の仕事」として、この開催国枠を勝ち取ることを誓った。「感覚的なもの」と前置きした上で、現時点でコミュニケーションを取っている範囲では「手応えは感じています」とはしたものの「セントラルボード(中央理事会)の方にご理解をいただかないといけない」と油断した様子はなかった。
東京五輪に出場できるのはたったの12チーム。さらに、W杯の上位7チームに出場権が与えられる。もちろん、日本がW杯でそれだけの成績を残せればよいが、開催国枠として事前に日本に出場権を与えるのが適切かどうかが、議論の焦点になると三屋会長は見ている。
「ご納得されるプレゼンテーションをしていかないといけないと思います」と語る三屋会長は「(中央理事会の出席者のうち)『お1人でも日本は出ていいのか』と質問された時に、それを覆すだけの説得力を持って説明できないといけない」と、予断を許さない状況であることを強調した。