小平奈緒「最大のモチベーション」W杯最終戦は高速リンク!世界記録更新へ緩みなし
スピードスケートの世界スプリント選手権(ヘーレンフェイン)で2年ぶり2度目の総合優勝を果たした、平昌五輪女子500メートル金メダリストの小平奈緒(32)=相沢病院=が26日、羽田空港に帰国した。次戦は3月9、10日のW杯最終戦ソルトレーク大会。標高が高く、タイムが出やすい高速リンクでの勝負となるだけに、世界記録挑戦へ「全然気は緩んでいないですし、はじける思いもグッと抑えている。今季の最大のモチベーション」と力強く拳を握った。
2週前の世界距離別選手権では500メートルで敗れ、同距離の連勝が37でストップ。それでも周囲のスケート仲間は「チャンピオンだということを忘れてはいけないよ」と声を掛けてくれたという。「勝つことが当たり前ではない」と小平。気持ちを切り替え、2年ぶりの戴冠につなげた。
見据えるのは今季中の世界記録更新。「自分から目を背けずに、しっかりとチャンスをものにできるように頑張りたい」。五輪女王の看板を誇りに、最速の滑りを追い求める。