錦織ミスミス敗戦 風に泣かされた…最後までプレー安定せず
「テニス・ドバイ選手権」(27日、ドバイ)
シングルス2回戦が行われ、第1シードで世界ランキング6位の錦織圭(29)=日清食品=が同77位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)に5-7、7-5、2-6で敗れた。初顔合わせの22歳の勢いに押されたか、錦織は凡ミスを連発。フルセットまで粘ったが勝ち上がることはできなかった。
急激に強くなったり、弱まったりする風に「簡単ではなかった」と悩まされた錦織は求める安定性を最後まで出せなかった。トスがばらついた第1サーブの精度に波があり、初対戦のフルカチュの強打にも苦しんだ。今季出場した3大会でいずれも8強以上に進出したが、1回戦でシード選手が4人敗退した波乱のドバイの波にのまれ、ぼうぜんとした。
「彼は想像以上に素晴らしいサーブを持っていた。相手がいいプレーをし、自分は完璧なプレーはできなかった」
右手首負傷による長期離脱から復帰2季目で飛躍を狙うが、台頭する若手に屈し「何かを修正しないと」。3月の今季最初のマスターズ大会となるBNPパリバ・オープンへ、ねじを巻き直せるか。