内村航平 負傷乗り越え世界選手権に挑む羽生結弦に期待「彼なら何かをやってくれる」
体操男子個人総合のロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪金メダリストの内村航平(30)=リンガーハット=が28日、都内で開幕した東京マラソンエキスポのトークショーに出演した。
イベント後の取材では、自身と同じく度重なる怪我を乗り越えながら、世界のトップで戦うフィギュアスケート男子の羽生結弦(24)=ANA=についての質問がとんだ。右足首のじん帯損傷から復帰し、3月の世界選手権(埼玉)に挑む羽生に「平昌五輪の時もそうでしたけど、彼なら必ず何かをやってくれるんじゃないかと。僕だけじゃなく,みんな思っていることだと思う」と、期待を語った。
舌を巻いたのは、そのプレッシャーへの対処法。「(期待を)いかに自分で感じないで、焦らずに、上手くやっているんだろうなというのは平昌の時に感じた。期待される分、それに応えなきゃいけないと思うのは当たり前。でもそう思うと、たぶん焦っちゃうと思うんです。でもそこの気持ちの持って行き方がうまい人なんだろうなと」と、語った。
それぞれ夏季と冬季で、連覇を成し遂げた“キング”同士だが、「背負ってるものとか、(五輪の)連覇とか、そういった同じものを感じていると思うんですけど、だからこうした方がいいとかは思わない。ただただ凄いなとしか・・・」と、感心しきりだった。